《超ボカニコ2018》2日目の魅力、セトリまとめ
アニメ、ゲーム、コスプレから、鉄道、はたまた自衛隊まで、サブカルチャーが一同に集まる、ニコニコ動画最大の公式イベント『ニコニコ超会議』。今年も幕張メッセを貸し切り、4/28(土)、4/29(日)の2日間に渡って開催されました。そのイベント会場内の一角で、人気ボカロP達がノンストップでボカロ曲を流し続けるオンリーイベント『超ボカニコ2018』が盛大に行われました。
ボカロオタクである僕も、本イベントに観客として参加してきました。1日目に引き続き、超ボカニコ2日目の魅力とセトリをまとめていきます。
(なお、2日目は昼過ぎまで別のブースに参加したり、超歌舞伎を観ていたため、キタニタツヤさんからの紹介となります。)
《前回の記事》
2日目の魅力とセトリ
"キタニタツヤ(こんにちは谷田さん)"さん
ボカロP "こんにちは谷田さん"の、バンド活動の際の名義が"キタニタツヤ"さん。
今年大学を卒業したそうなので、年齢は22、23歳くらいでしょうか。下の写真、左にいる方がキタニタツヤさんです。
めちゃくちゃいい曲のアレンジをやらせていただいて、その最後の詰め作業に立ち会っていました なんと熊木杏里さん!夏をお楽しみにという感じ 音源完成するこの瞬間はやっぱり音楽ってほんとたのしいなーーーーーーーーと思います 飲みにいこうという約束もしました pic.twitter.com/aqADJh5gUt
— キタニタツヤ (@hello_tanitasan) 2018年5月16日
キタニタツヤさんの作る曲はロック調のものが多く、ニコニコ動画に投稿された曲にはしばしば「VOCAROCK」タグがつけられています。代表曲は『芥の部屋は錆色に沈む』、『悪魔の踊り方』等々。
僕のオススメは『夢遊病者は此岸にて』。
最近では、作曲家としてアイドルグループ "Payrin’s" に楽曲提供をおこなったり、LiSA『crossing field』、ClariS『コネクト』等の人気曲で知られるヒットメーカー・渡辺翔さん率いる音楽グループ "sajou no hana" のメンバーとしても活躍されているようです。
超ボカニコライブでは、ボーカル&ベースを担当したキタニタツヤさん。ロック調の曲とキタニタツヤさんが持つ独特の雰囲気がマッチしていて、とても格好いいです。
特に、MCが"バンドマン"って感じで面白い!
- 「おいおいおい、お前らそんなもんかよ」
- 「あんたらがどれだけ俺のこと知ってるかは知らないけど、勝手にやりますよ。あんたらも勝手に楽しんでください、よろしくぅぅぅ」
- 「あんたらに悪魔の踊り方を教えてやる」
等々...煽り、挑発的な言葉を言っておきながら、
- 「ありがとう」
- 「愛してる」
と、なんやかんや最後にデレます。
キタニタツヤ(こんにちは谷田さん)さんのセトリは以下のとおり。
ちなみに、ギターを弾いていたマッシュヘアの方は"あきよし(@akiyop0912)"さんです。
生で見てくれた方、ニコ生で見てくれた方も本当にありがとうございました!!
— あきよし (@akiyop0912) 2018年4月29日
キタニくんのサポート本当に楽しいね。
yetiの4人で幕張メッセの舞台必ず立ちたい気持ちが凄いです!!
明日もライブ頑張ります。 pic.twitter.com/ilytl88N78
"きくお"さん
ニコニコ動画ミリオン達成曲『僕をそんな目で見ないで』『てんしょう しょうてんしょう』などを手がけ、フリーの作曲家としての顔を持つ人気のボカロP。曲のもつ異質な世界観がクセになり、熱狂的なファンも多いようです。
僕のオススメは『しかばねの踊り』。
ライブで印象的だったのは、きくおさんの圧倒的な教祖感!!
色とりどりの布きれを集めたような、もしゃもしゃの被り物付けたきくおさんを中心として、スポットライトの青紫色、ペンライトの赤色の光であふれる会場は異質で、まるで宗教の集まりかなにかのよう。
きくおさんの教祖感が凄かった…
— あの子 (@anoko_sonoko_) 2018年4月30日
きくおさんをボカニコで見たのは2回目。
今回もきくおさんが出てきた瞬間周りの雰囲気がガラッと変わった。こういう雰囲気がたまらなかった!!@kikuo_sound #ボカニコ #きくお #ニコニコ超会議2018 pic.twitter.com/W36NJZ3tLh
特に、きくおさんが曲のテンポを果てしなく上げるのに合わせて、観客がペンライトを痙攣させ続けるという場面では、さながら儀式のようでした。会場にいた僕も、何かにとりつかれたように一心不乱にペンライトを振っていました。
場の空気を一変させるほど、きくおさん本人のオーラと、曲が持つ世界観が 際立っていました。
きくおさんのセトリは以下のとおり。
- 愛して愛して愛して /きくお
- 君はできない子 /きくお
- カラカラカラのカラ /きくお
- ようこそ星のお宿 /きくお
- 光よ /きくお
- 物をぱらぱら壊す /きくお
- しかばねの踊り /きくお
"八王子P"さん
2009年に投稿したデビュー作『エレクトリック・ラブ』 がいきなりの殿堂入りを果たし、その後も『Sweet Devil』やミリオン達成曲『気まぐれメルシィ』等の数々のヒット作を持つ人気ボカロP。低音のドン・ドン・ドン・ドンと響く4つ打ち(1小節に4分音符が4回続くリズム)のテクノミュージックを得意としています。
また、その鮮烈なデビュー、『八王子(8_Prince)』という名前から、”ボカロ界の貴公子”とも呼ばれています。
東武トップツアーズの出来立てほやほやのキャラクター、ツアーモンスターと☺️肌触りよかった☺️☺️☺️そして今からボカニコブースでDJでございます。来てねー! #ツアモン #超会議2018 pic.twitter.com/SNmhfA18OT
— 八王子P (@8_Prince) 2018年4月29日
今回のDJステージでも、自身の曲をはじめとして、四つ打ちを基調としたアレンジを加えたノリの良い楽曲でした。セットリスト構成、曲と曲との繋ぎの流れが自然で、さすが八王子Pさんといったところです。
セットリストの最後を飾ったのは、超会議内『超踊ってみた』ブースにおいて会場の参加者みんなで踊る企画のために、八王子Pさんが書き下ろした新曲『ワールドワイドフェスティバル』。JALとのコラボレーション曲ということで、曲に合わせてJALの職員さんが踊るパフォーマンスを楽しむことができました。
ちなみに、超踊ってみた会場のほうでは、人気バーチャルYouTuberのキズナアイさんがこの曲を踊っていたようです。
(参照:【ありがとう】ニコニコ超会議2018をもう一度・・・! - YouTube)
八王子Pさんのセトリは以下のとおり。
『Weekender Girl 』でコラボレーションをしたkzさんの、ニコニコ動画初期のころからのファンだったそうで、セトリからもkzさんリスペクトがにじみ出ていますね。
(参照:kz(livetune)× 八王子P feat. 初音ミク「Weekender Girl」対談 (1/4) - 音楽ナタリー 特集・インタビュー)
ボカニコ2018 スペシャルコラボバンド【"164"さんx"亜沙"さんx"みきとP"さん】
ボカロ界隈で絶大的な人気を誇る3人の、まさに夢のコラボレーション。
- 164さん:
ニコニコ動画で500万再生数を誇る『天ノ弱』などで知られるボカロP。ギタリストとしての顔を持ち、様々なアーティスト、ゲームへの楽曲提供も行っている。 - 亜沙さん:
ミリオン達成曲『吉原ラメント』等、重音テトをボーカルとした楽曲制作を行うボカロP。整った顔立ち・長い髪から、女性のようなルックスを持つ。和楽器とロックバンドを融合させたバンドグループ『和楽器バンド』のベース担当としても活躍。 - みきとPさん:
太鼓の達人等の数々の音楽ゲームにも収録され、誰もが一度は聴いたことはあるほどの大ヒット曲『いーあるふぁんくらぶ』をはじめとして、『サリシノハラ』、『ロキ』等のミリオン曲を持つボカロ界を代表するボカロP。
ステージ上で3人が並ぶ姿は圧巻でした。
生で見る亜沙さんはスラっとした長身で、鼻筋が通っていてとても綺麗でした。男性の僕から見ても可憐でカッコいいので、女性人気はもちろんのこと。曲の合間合間で女性客からの「亜沙さーん」と叫ぶ声が凄かったです。
164さんはギターパフォーマンスで魅せてくれます。自身の持ち歌『青』でのソロギターは見応え抜群でした。
みきとPさん、パンダの被り物姿がかわいい。今年の2月に投稿してから、わずか53日でミリオンを達成した自身の新曲『ロキ』が流れたときには、初音ミクとみきとPの生歌による掛け合いに感動して、鳥肌が立ちました。
濃密な時間を過ごすことができましたが、この3人で30分の持ち時間は短すぎましたね。時が経つのがあっという間でした。
超会議ボカニコステージ2018 ありがとうございました!楽しかったでしょうか
— みきとP/mikito (@mikito_p_) 2018年4月29日
今年も熱いひと時をありがとう⚡️
生放送勢もありがとう⚡️#超会議 #ボカニコ pic.twitter.com/b9u254eqd5
164さん×亜沙さん×みきとPさんのセトリは以下のとおり。
- いーあるふぁんくらぶ /みきとP
- 天ノ弱 /164
- 浮気者エンドロール /亜沙
- ロキ /みきとP
- 残響 /164
- 青 /164
- 哀愁レインカフェテリア /亜沙
- 吉原ラメント /亜沙
- 39みゅーじっく! /みきとP
おわりに
ということで、超ボカニコ2018をお伝えしました!
まだ超ボカニコに参加したことのないみなさんは、ぜひとも一度参加してみてください!ライブの雰囲気や熱気、体の奥まで響く重低音や生演奏など、動画で見ているだけでは感じられない、会場でしか味わえない素晴らしさがあります。
こんな素敵な時間を提供してくださった東武トップツアーズ様、本当にありがとうございます。来年もぜひお願いします。
拙い文章でしたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。