れんちの備忘録

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ゆとり世代社会人が日々の中で調べたこと、考えたことのメモ

ロンドンに行ったらミュージカルを観よう

今週のお題「好きな街」

 

こんにちは、れんち です。

僕はロンドンが大好きです。
テムズ川沿いの美しい街並み。ナショナル・ギャラリー、大英博物館をはじめとした数多くの美術館・博物館。バッキンガム宮殿やロンドン塔といった歴史的建築物…。

見どころが凝縮されたような街ですが、なんといってもミュージカルが凄い!

ミュージカルの本場であるロンドンは、ある劇場から別の劇場まで歩いていけるような距離にあるほどたくさんの劇場があり、1度の旅行ではとても回り切れません。

そんなロンドンのミュージカルのうち、僕が観たミュージカルでオススメの作品をご紹介します。

 

個人的にオススメのミュージカル

Billy Elliot(ビリー・エリオット

billyelliotthemusical.com

あらすじ:

1984年のイギリス北部の炭鉱町を舞台に、一人の少年が当時女性のためのものとされていたバレエに夢中になり、性差を超えてプロのバレエ・ダンサーを目指す過程を描いた作品である。

(引用:リトル・ダンサー - Wikipedia

 

物語のテーマから一見すると重い作品のように思えますが、子役がメインであり、コミカルなシーンも多いことから、すんなりと観ることができます。

みどころはやはり、主人公であるビリー役の子役の多彩な演技です。一般的なミュージカルでも見られる歌や演技のみならず、バレエ、タップダンスといった幅広いダンスをこなす様は、大人顔負けです。 

 

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Victoria Palace Theatre

見切れていて申し訳ないですが、ビリー・エリオットが上演される " Victoria Palace Theatre " の外観。ビクトリア駅のすぐそばにあります。

このときは、すぐ近くにあるバッキンガム宮殿に向かう途中で撮った写真です。

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Victoria Palace Theatre 劇場内風景

上の写真は開演前に、自分の座席から撮った劇場内の写真。ブレてる...。

2階席(DRESS CIRCLE)の最前列の中央左寄りの席ですね。プレミアムシート(一番等級の高い席)だったのですが、若干観にくい...。観に行くなら1階席(STALLS)をオススメします。

 

Matilda(マチルダ

uk.matildathemusical.com

あらすじ:

『マチルダ』 (Matilda the Musical ) は、ロアルド・ダールによる児童文学作品『マチルダは小さな大天才』を基にしたミュージカル。デニス・ケリー(英語版)の脚本、ティム・ミンチンの作詞作曲による。読書好きで念力の才能を持つ、ませた5歳の少女マチルダが家族や学校による障壁を克服し、また担任教師が人生を取り戻すことを手伝う物語。

(引用:マチルダ (ミュージカル) - Wikipedia

 

ビリー・エリオットと同様、子役がメインの作品。学校が主な舞台となっているため、主人公をはじめとして、たくさんの個性的な子役が登場し、始終コミカルに話が進みます。子役の子供たちのハツラツとした演技は、観ている僕たちにも元気をくれます。

子役メインの作品で比較すると、マルダは誰でも楽しめる気軽さがありますが、本格的なダンス要素を求めるのであればビリー・エリオットがお勧めかなといった感じです。

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Cambridge Theatre

チルダ上演後の " Cambridge Theatre "。

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Cambridge Theatre 劇場内風景

本を収納するキューブボックスを、ステージの壁一面にランダムに敷き詰めた劇場内の造りは幻想的です。

写真の左下に写っている男性は劇場内のスタッフです。どの劇場でもそうですが、こうやって開演前や1部と2部の休憩時間に、劇場内でパンフレットやお菓子を販売しています。

 

The Lion King(ライオンキング)

thelionking.co.uk

あらすじについては言わずもがな、知らない人はいないくらい有名な作品ですよね。

やはり迫力が凄い。小道具を巧みに使い、キリンのような大きな動物から小鳥のような小さな動物まで、躍動感あふれる役者の演技、演出には圧倒されます。

セリフが少ないのと誰でも知っている内容であるため、ロンドンで初めてミュージカルを観る人や、子供連れの家族にオススメです。

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Lyceum Theatre

ライオンキングが上演される " Lyceum Theatre " 外観。ウォータールー橋を渡った先にあります。

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Lyceum Theatre 劇場内風景

Lyceum Theatreの舞台幕は、何やら幾何学的なイラストが描かれていて面白い。また、様々な動物たちが動き回るため、ステージはとても広いです。
 

Les Misérables(レ・ミゼラブル

www.lesmis.com

あらすじ:

パンを盗んだ罪で19年間服役したジャン・バルジャンは、仮出獄後に再び盗みを働いてしまうが、罪を見逃してくれた司教に感銘を受けて改心する。やがて運命的な出会いを果たした女性ファンテーヌから愛娘コゼットを託されたバルジャンは、執念深いジャベール警部の追跡を逃れ、パリへ。バルジャンとコゼットは親子として暮らすが、やがて激動の時代の波に飲まれていく。
(引用:レ・ミゼラブル : 作品情報 - 映画.com

 

笑いを誘うシーンもありますが、テーマからして劇の内容は最初から最後まで重い…。ミュージカルを始めて観る人向けでは無いかな、といった印象はあります。登場人物それぞれの思惑、感情が複雑に絡み合いながら物語進んでいき、その時代の背景を知っていないとわかりにくい部分もあります。そのため、ストーリーを予習しておくといいかもしれません。

とはいえ、壮大なストーリー・演出は観ている人を劇中に惹き込みます。

また、音楽も素晴らしく、日本でも有名になった『I Dreamed A Dream』をはじめとして、冒頭のシーンで歌われる『Look Down』、終盤での『Do You Hear The People Sing』の大合唱には思わず鳥肌が立ちました。

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Queen's Theatre

レ・ミゼラブルが上演される " Queen's Theatre " 外観。ピカデリー・サーカス駅から歩いてすぐのところにあります。

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劇場内で見つけたマーク(リトル・コゼット)

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Queen's Theatre 劇場内風景

開演前のレ・ミゼラブル劇場内の舞台幕には、この作品の象徴的な存在となっている女の子「リトル・コゼット」の絵が映し出されていました。すごくお洒落ですね。

 

MAMMA MIA!(マンマ・ミーア!

www.novellotheatrelondon.info

 あらすじ:

舞台はギリシャエーゲ海の架空の島にあるホテル。ホテルのオーナーであるドナ・シェリダンと娘のソフィは、親子二人で仲良く暮らしていた。

そのソフィの結婚式が明日に迫り、招待客が船で島に到着しはじめる。ドナは古い友人のロージーとターニャを迎えに行き、久し振りの再会に大喜び。

一方ソフィは自分の友人達にある計画を打ち明ける。ドナの日記を盗み読みした彼女は、自分の父親候補が3人いることに気付き、その3人の男性にドナの名前で招待状を送っていたのだった。ヴァージン・ロードを父親と歩きたいと願うソフィ。もちろんドナはこの計画を知らない。父親候補のサム、ハリー、ビルはそんな事情も知らずに、20年ぶりにドナに会いに戻ってくる。 

(引用:マンマ・ミーア! (映画) - Wikipedia

 

スウェーデン発の世界的に有名な音楽グループ『ABBA』 のヒット曲が劇中の至るところ散りばめられた、ジュークボックス・ミュージカルの代名詞と言っていい作品。『Mamma Mia』、『Money, Money, Money』、『Dancing Queen』など、誰もが一度は聴いたことのある曲ばかり。

僕が観に行ったときは、ドナの親友の一人、ロージー役の役者のお茶目で陽気な演技が面白く、カーテンコールで挨拶した時には一際大きな拍手が贈られていました。

マンマ・ミーア!』は誰でも楽しめるミュージカルだと思うので、迷ったらここに行くのをお勧めします。

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Novello Theatre

マンマ・ミーア!上演後のNovello Theatre。

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Novello Theatre 劇場内風景

海をイメージしたような幻想的なステージ。

 

Wicked(ウィキッド

www.wickedthemusical.co.uk

あらすじ:

アメリカでは広く周知されている少女ドロシーの冒険物語「オズの魔法使い」の裏話として構成され、西の悪い魔女・エルファバと南の良い魔女・グリンダの知られざる友情を描いている。

(引用:ウィケッド - Wikipedia

いろいろお勧めしてきましたが、個人的に一番観て欲しいのがこの『Wicked』。

物語の面白さはさることながら、曲が素晴らしいです。
特に、グリンダの性格を歌詞に凝縮した曲『Popular』のシーンは、グリンダのひょうきんな仕草も相まって、笑わずにはいられない面白さがあります。

そして、何といっても『Defying Gravity』 が流れるシーン。エルファバの決意の曲。この劇を最後に観てから数年経ちますが、今でもこの時の情景が頭から離れません。それくらい感動したシーンです。

ロンドンに行くなら、絶対観て欲しい作品です。

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Apollo Victoria Theatre

ウィキッドが上演されるApollo Victoria Theatreの外観。この時は道路が工事中でした。

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Apollo Victoria Theatre劇場内風景

ちょっと見づらいですが、舞台幕上のドラゴンのオブジェが強烈な存在感を放っています。

おわりに

僕の好きな街ということで、ロンドン、その中でもミュージカルについてお勧めを書かせてもらいました。本当に至るところに劇場があるので、ロンドンに行ってミュージカルを観ないのはもったいないと思います。

そのうちチケットの購入方法についても書きたいと思っています。せっかくなので公式サイトから直接購入して、最高の座席でミュージカルを楽しみましょう。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。